不動産の共有名義を解消するには
2025年4月17日更新
共有名義を解消する方法として、次のような方法があります。しかし、簡単ではありませんので、最初から、共有名義となることを避けて相続する方法を検討することをおすすめします。
他の共有者から持分を買い取る
不動産の評価額を適正に算定し、合意できれば、もっとも円滑に共有関係を解消できる方法です。場合によっては、無償で贈与をしてもらうケースもありますが、その場合は贈与税が発生しますので、注意が必要です。
自分が所有している共有持分を売る
上記の方法とは反対に、自分の共有持分を、他の共有者に売却する方法です。他の共有者が買い取れない場合には、第三者への売却も可能ではありますが、後々他の共有者とトラブルに発展したりする可能性もあります。
土地を分筆する
不動産が土地である場合には、土地を持分の面積に応じて分けるなどの分筆をおこない、それぞれを単独所有に変更することができます。ただし、分筆をしても価値が損なわれない程度に広い土地でなければ、この方法の選択は合理的ではないでしょう。
共有者全員で不動産を売却する
共有者全員の同意が得られるのであれば、全員で協力をして不動産を売却できます。売却後は、持分に応じて売却金額の配分が可能です。
共有物分割訴訟を行う
上記いずれの方法も難しい場合、共有物分割訴訟を検討せざるを得ません。共有物分割請求訴訟とは、裁判所を通じて共有状態の解消を行う訴訟手続です。この訴訟を提起することで、裁判所にどのような方法で共有を解消するのかの決断を下してもらうことができますが、必ずしも訴えを提起した人の希望どおりに判決がなされるわけではない点には注意が必要です。