株式会社か合同会社か？
2024年3月18日更新
会社設立の相談をいただく際、「とりあえず自分一人で始める」という方も多くいます。その際、会社の形態として「株式会社」を選択する方がほとんどなのですが、中には「合同会社」を希望する方もいます。
合同会社のメリットとして、「設立費用が抑えられる」「役員の任期が無いので、変更登記費用がかからない」「決算公告の必要が無い」などがあげられます。
デメリットとしては、やはり株式会社と比べて知名度が劣り、規模が小さいイメージを持たれることがあげられます。
とはいえ、近年合同会社の知名度は上がってきていますし、「あくまで法人格が欲しい場合」「美容院や飲食店のように、会社名ではなく店舗名を主に使用する場合」などは、あまり問題とならないかもしれません。
ちなみに、グーグルやアマゾンジャパンの日本法人はあえて「合同会社」を選択しています。これらの会社は、知名度を求めておらず、合同会社では決算公告も必要ありませんから業績を外部に知られないことにメリットを見出しているためだと思われます。
このように、費用の問題だけでは無く、会社を設立する目的や将来的な展望なども考慮することが必要です。