消費者トラブルの傾向と対策[遠隔操作アプリ]
2023年11月15日更新
Q 動画投稿サイトで「スマホ副業ランキング」という広告を見て、気軽な気持ちで副業サイトにアクセスし、無料通話アプリで友達登録しました。
副業の高額サポート契約を勧誘され、お金がないと断ると、スマホに遠隔操作アプリを入れるように指示を受け、そのまま画面を共有され、借金の申請をしてしまいました。
国民生活センターに寄せられる最近の相談として、上記のような遠隔操作アプリを悪用して借金をさせる副業や投資の勧誘手口が目立ってきているようです。
他にも「遠隔操作アプリで画面共有をしながらFXの自動売買ツールのプランの勧誘を受け、そのまま借金の申し込みをしてしまった」などの相談も寄せられています。
主に20歳代の若者が被害に遭っているようですが、トラブル防止には「驚くほど簡単に稼げる!1日15分スマホで副業!などという広告をうのみにしない」「遠隔操作アプリを安易にインストールしない」ことです。
自分は大丈夫と思っていても、最近の悪質業者の手口はどんどん巧妙になってきているので注意が必要です。
万一、遠隔操作等で貸金業者サイトに登録してしまったら、IDやパスワードを変更するなど悪用されないための対策をとり、消費生活センター等に相談しましょう。
*消費者ホットライン「188(いやや!)」番
国民生活センター発表情報より抜粋